おせん/きくち正太”カキのすり流し汁”
だいぶあたたかくなってきたなあと思うと、今日みたいにみぞれ混じりの雨が降ったり
まだまだ春にはなりきらないです。
こんな冬と春の間に油断して、風邪など引かないように注意しないといけないですね。
今日はこの時期食べたいあったかい汁もので「おせん」一巻より、カキのすり流し汁。
これは一升庵のお店に出すお料理ではなくて、まかない飯でした。
作り方というほどものなく、七分がたすりおろした牡蠣を沸きたての味噌汁に入れるだけ。
なんて簡単。でもおいしそうで、ちょっと豪華なお料理。では、さっそく牡蠣をすり鉢で、すりおろします。
見た目はちょっと、アレですが・・・。
マンガでは特にどんなおみそ汁なのかは描いてないのですが、磯の香りにこだわってみました。
牡蠣をいかすシンプルなものということで、生の青のりとお豆腐のおみそ汁です。
すりおろして入れるだけで、大した量を入れていなくても、お椀からふわっと立ち上る牡蠣の香り。
やっぱり見た目はいまいちですが、ただのおみそ汁が、とっても贅沢な椀ものになりました。
んなもの(フードプロセッサー)使うと すったカキの粒がそろいすぎて
味のおもしろさにゃあならないでやんす
とおせんさんが言うとおり、すこし面倒かな?と思っても、すり鉢でするのが正解。
たまに牡蠣の大きなかたまりが入ってたりするとうれしかったりします。
「おわんがまるごとカキ!」っていう感想は本当にそのとおり。
まだ牡蠣のおいしい季節なので、寒い夜にはぜひ、試してみてください。
1パック全部は使い切らなかったので、バターを入れてホイル焼きにして
お醤油をちょこっとかけて食べました。これもまた、ふっくらしておいしかったです。
- 作者: きくち正太
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/08/21
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