きのう何食べた？/よしながふみ”玉ねぎたっぷり豚のしょうが焼き”

メニューに困ったときは「きのう何食べた？」をぱらぱらっと見ると
たいてい冷蔵庫にある何かで作れるものが載っていて、かなり重宝しています。
今回は、シロさんのお料理友だちの佳代子さん（主婦）から大量にいただいた
玉ねぎを使った、豚のしょうが焼きです。

生姜焼きってなぁ、人それぞれだ。
切り落としのチープなのがいいって人もいれば、
ちょっと厚めにスライスした方が好きだって人もいる。
中にはポークソテーくらい厚みがないと、食った気がしないって人もいるし…

これは「深夜食堂」6巻の”生姜焼き定食”の回なんですが
しょうが焼きって、それぞれのお家でお肉の種類や味付けなんかが違うんだろうなあ。
”うちのカレー”みたいに”うちのしょうが焼き”って、きっとそれぞれのお家であるんでしょうね。
ちなみにわたしは味もよくからむし、やわらかくて食べやすいのが好きなので
厚いお肉ではなくて、切り落とし派です。

「きのう何食べた？」に戻ると、シロさんの作るしょうが焼きは切り落とし派でした。
そして、お肉だけでなく玉ねぎもたっぷり。

豚バラの薄切り肉を４等分にして塩とお酒をまぶしておいて、玉ねぎは１人分で１個。
薄いくし形にスライス。しょうがも１かけをすりおろし。

味付けはしょうがと砂糖とおしょうゆだけです。
たっぷりのキャベツのせん切りと盛り付けてできあがり。

というわけでしょうが焼きをメインにした今回の献立は、

・玉ねぎたっぷり豚のしょうが焼き
・にんじんのナムル
・長ネギとザーサイのせ冷ややっこ
・竹の子とわかめのみそ汁

シロさんの献立はいつもバランスがとても良いです。
副菜は、にんじんのナムル。

せん切りのにんじんに火を通して、おろしにんにくとごま油、鶏ガラスープの素、すりごまで味を調えるだけ。
味が足りなかったら塩を足します。
最近、わたしの中でナムルがブームなのですが、作中でケンジが言っているように
豆もやしもほうれん草のもおいしいし、ブロッコリーとかたけのこなんかでも美味しいです。
要するに、茹でた野菜をごま油とおろしにんにくと塩で和えちゃえば、何でも美味しく食べられるというわけで
なにか一品足りないなって時に、とっても便利なナムル。野菜も摂れる、お役立ちメニューです。

それから長ネギとザーサイをのせた冷ややっこ。
いつもは基本的に長ネギとかつおぶしとしょうがと白ゴマ。
あればみょうがとか大葉も。薬味たっぷりが好きです。オクラとか乗せても美味しいんです。
今回のは長ネギとザーサイをみじん切りにしておしょうゆ、ごま油、レモン汁を和えて
お豆腐にのっけるだけ。これがとっても美味しかったです。
ごま油とザーサイで中華風になって、そこへレモン汁でさっぱりいただけます。
お豆腐は何をのせても、結構なんでも美味しく食べれるので毎日でも食べられます。

そしてメインのしょうが焼き。

砂糖とおしょうゆのこのてりってりな感じが食欲そそりますよねえ。
ごはんがおいしいのなんのって、どんどん進んじゃいます。
いつもはみりんを入れていたのですけれど、お砂糖だけでもなんというか
懐かしい感じの甘みになって美味しかったので、これからはこれでいいかなと思いました。
玉ねぎもこれはくったりするくらい炒めるのが、甘みが出て美味しいんじゃないかと。
この辺も、甘めがいいか、しょっぱいのがいいかとか好みもいろいろなんでしょうね。
これだけしっかりごはん食べていれば、今年は夏バテしないで過ごせるかなあ。

あ、あとしょうが焼きと言えばタモリさんのしょうが焼きが有名（なところでは有名）ですが
こちらも玉ねぎ入れて、薄いお肉で作ってます。お肉に小麦粉をまぶすことで
タレがからみやすくなってるんですよね。
こちらのサイトで詳しく実践＆解説していらっしゃったので
わたしも今度はタモさん流しょうが焼きをチャレンジしてみようっと。