リトル・フォレスト/五十嵐大介”夏の昼食、夏野菜のっけソバ”

第10回手塚治虫文化賞にノミネートされたこの「リトル・フォレスト」は
とある東北地方の小さな集落に住む、主人公・いち子の毎日の畑仕事や
山や森や川、大きな自然の中での、主に日々の食にまつわる物語です。
野菜やお米を作ることの大変さ、冬の厳しさ、春のやさしさが伝わる
独特で繊細なような、力強いような作風がとても素敵で、自然の生命力に溢れた大好きな作品です。
自分で育てたり穫ったりした食材を使って作る日々の食事風景がなにより魅力。

と、ここまで「リトル・フォレスト」について書いてみましたが
今回は単行本２巻の最後に収録されている「茄子のはな」という短編から
夏野菜をたくさんのせたおソバのメニューを作りました。
この短編は「茄子　アンダルシアの夏　アニメ＆漫画コラボBOOK」に掲載された
読み切り漫画なのだそうです。

なす・ピーマン・ジャガイモ
ししとう・ズッキーニ・いんげん・かぼちゃなど
その日穫れた野菜・ある野菜を一センチ角ぐらいに切って　素揚げに
酢・砂糖・塩・すりゴマ・しょうゆとあえて（味は濃いめに）
ゆでたソバと合わせます
シソ・しょうが・ミョウガ・バジル・香菜など
薬味はそのときあるものを

先日ちょうど、知り合いの畑に行ってたくさん野菜をいただいたばかりだったので
今回はなす、ピーマン、じゃがいも、ズッキーニ、かぼちゃ、モロッコいんげんを。
薬味はシソとミョウガ。甘酸っぱい味が暑い夏にも食欲をそそるし
素揚げしているので野菜の甘みも出て、冷たいおソバもボリューム感が出て
見た目も色鮮やかで、とっても元気になりそうなメニューです。