ホノカア・ボーイ/真田敦 監督,吉田玲雄 原作”ビーさんのロールキャベツ”

ハワイ、好きです。行ったことないけど(笑)
映画「ホノカア・ボーイ」はとにかくおいしそうなものの宝庫。
ハワイの、のんびりゆるーい空気感、綺麗な景色に
かわいいインテリアや雑貨、おいしそうなお料理。
こういうの観ていると、ハワイへのあこがれは増します。
ハワイ、行っちゃえばいいんですけれどね。タイミングが。


さて、「ホノカアボーイ」ですが
倍賞千恵子さん演じるビーさんというのは主人公の男の子に
毎日ごはんを作って食べさせてくれるのだけど
そのビーさんのお料理がとてもとてもおいしそう。
ちなみに主人公は岡田将生くん。
ハワイならではのお料理もたくさん出てきて
主人公も、毎回ビーさんのお料理の写真を撮って
お部屋に貼っていました。



その中でもロールキャベツは主人公の男の子と
一緒に作っていて、これがまた手が込んでいるのです。
ビーさんいわく、つなぎはパン粉ではなく
炊いたお米にすると、いいのだとか。
具材には合挽肉をメインに、玉ねぎ、パセリ、キャベツの芯の部分を刻んだの、
特別なのは、粗引きソーセージを刻んだのや、チーズも入れること。
塩コショウ、ナツメグやパプリカで味付けします。



キャベツは丸ごと茹でて、やわらかくなってきたものから
鍋から引上げて、ロールキャベツ1個に対してキャベツの葉は2枚。
キャベツで巻いたら、爪楊枝ではなくスパゲティを刺します。
これなら後で抜く必要もなく、全部食べられちゃいますね。



できたら、フライパンにオリーブオイルとバターを入れて
表面に焦げ目をつけます。このひと手間もビーさんならでは。



そして最大のポイントはソース。
シンプルなチキンスープで煮ますが
火が通ったら、最後にサワークリームと生クリームを入れること。
ここが重要。
最後に塩で味を調えて、刻んだパセリを散らしてできあがり。


サワークリームで煮込んだロールキャベツ、はじめてです。
酸味が強すぎたりしないのかな、と少々心配でしたが
クリーム系でコクがあって、さらにロールキャベツの中に
チーズやソーセージも入っているのに
サワークリームのおかげでくど過ぎず、
いろんな具材のおいしさもひとつにまとまって
とてもおいしいロールキャベツでした。
手間もかかっているだけあって、ご馳走メニューです。



主食系はロールキャベツに何があうかな?と思いましたが
こはちょっとハワイっぽく、ドラゴンロール風に。
アボカドとエビを裏巻に巻いて、ゴマととびっこをちらしました。
カラフルでかわいい海苔巻き。



ああ、やっぱりハワイ行きたい。
ハワイで、月にかかる虹も見たい。
主題歌は小泉今日子さんの「虹が消えるまで」。
作曲は斉藤和義さん。やさしい曲です。


ホノカアボーイ」はハワイ島ホノカアの小さな映画館で
映写技師として過ごした吉田玲雄さんの体験記が原案になっているのですが
映画ではあまりそこには触れていないので
本もちょっと読んでみたいなと思います。


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ホノカアボーイ

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