早朝の場内市場でお寿司を食べよう＠築地 寿司大

早朝の築地場内市場でおいしいお寿司を食べてきました。

お店は寿司大（すしだい）さん。他の方のブログをのぞくと
とにかく行列は必至、だけどみなさんとってもおいしい！と評判はすこぶる上々。
２時間待ちなど当たり前という、とにかく人気のお寿司屋さんということで
なんと、平日の朝６時に築地市場に待ち合わせ。わたしは始発で出かけることに。
この時期、東京の日の出は６：３０頃。家を出るころは真っ暗でした。
だけど、美味しいもののためならば、寒さも眠さもへっちゃらな三人組集合。
まず、場内市場の入口にびびります。

ひっきりなしにものすごいスピードでトラックがどんどん入っていって
一般人はここから入っていいのかな…と不安になるけど、たまに外国人観光客らしき人も入って行くので
勇気を出してわたしも突入。とにかく緊張！
何が怖いって、市場で魚などを運ぶ小型運搬車、通称ターレが、ものすごいスピードで走っているんです。
もう、写真なんて撮ってられないです。邪魔になって怒られるか、轢かれるかという緊迫感だったので
ここはおとなしく、目的地のお寿司屋さんを目指しました。

なんとかターレにも轢かれず無事お店に到着。６時１０分くらいに着いて、１０人くらい並んでいました。
お店は５時開店で、すでに店内は満員。カウンターのみで１２席。
朝早すぎて、そんなに食べられるのかなあ、とみんなで心配していたものの
並びながら店内をのぞいていると、おなかが「ぐぅ」。

　

並んでいると、お店の方が何人かとか、注文を取りに来てくれます。
メニューはにぎり寿司セット２５００円と、「旬魚」おまかせセット３９００円。
せっかくここまで来たのだから、と迷わずおまかせセット。３９００円の朝食なんて初めて！
ここで、苦手なものなども聞いてくれます。わたしは苦手なものはないので全ておまかせに。
ちなみにおまかせセットはお寿司十貫と巻き物、最後に好きなネタをもう一貫。

わいわいおしゃべりをしたり、順番に市場をぶらぶら見に行ったりしているうちに
カウンターに案内され、７時前くらいには入店できました。

まずは、たっぷりのお茶と赤だしの魚アラ汁が出てきました。寒い中待っていたので一段と美味しく感じます。
そのあとは、築地名物、たまごやき。ふわふわで出汁もきいていてやさしい味。

まずは中トロ。煮切り醤油が塗ってあるのでそのまま食べます。
ほどよい脂。やわらかく口の中でとろけます。一貫目ですでに感動！

平スズキ。こちらは中トロと打って変わって弾力のある歯ごたえ。

次は銚子であがった金目鯛。美しい！！こちらも味が付いているのでお醤油は付けずにそのままパクリ。
脂のノリも申し分なし。旨味も最高。口の中が幸せすぎる…。

ウニは、何ウニだったか…。でも食べた途端にふわーっと口の中に磯の香りと濃厚な甘さ。
そして軍艦の海苔もとってもおいしいんです。

そして、三重産、釣り鯵！網にかかったものではなく、釣り上げた鯵。
大きさもさることながら、そのおいしさにうっとり。これは最後にもう一貫食べたい、と心の中でお好み候補に。

ほっき貝。出された時もまだ動いていました！築地ならではの新鮮さ。
コリコリとした歯ごたえと、濃い潮の香り。これぞ、貝の醍醐味！なんてうれしくなってしまうはず。

続いて漬けマグロ。これは出てきた瞬間、とにかく美しくキラキラ輝く赤色に感動！
わたし、赤身はやっぱりヅケが好きです。本当においしいです。これで漬け丼が食べられたら最高に幸せなんだけどな。

富山産の白海老。よく見ると、小さい海老がたくさん乗っかっているんです。
一度食べてみたかった白海老。ボタン海老みたいにねっとりと濃厚。ものすごくおいしい…。

次は、生イクラ。生イクラが食べられるのはほんの短い期間なんだそうです。
ぷちっとした感触がたまらないです。この辺からみんな「おいしい」しか言ってないことに気付く（笑）
巻物はたらこ胡瓜とマグロ。なんだか胡瓜がさっぱりしておいしかったです。

シャリは少し小さめかな、と食べ始めは思っていたものの、巻物を食べ出したあたりから
これくらいじゃないと、最後までおいしく食べられないのだな、と思いました。
ネタのおいしさも十分に味わえるし。板さんが「シャリが大きすぎたら言ってくださいね」と声をかけていました。

そして、いよいよおすすめの最後は穴子！
見た目からもわかるとおり、口に入れるとほろほろととろける食感。
え、もうなくなっちゃうの！？と少し寂しくなるくらい、とにかくやわらかいです。

さて、いよいよ本当に最後の最後。お好みの一貫は今まで出てきたものでも、それ以外のものでもＯＫ。
悩みに悩んで、板前さんに今の時期のおすすめをうかがって、わたしは青森産の牡蠣にしました。

朝から生牡蠣。どんなセレブだ…。でもおいしい！海の香り！
ちなみに友人二人は白子の軍艦をチョイス。これもおいしそうだったのだけれど…。

お寿司をにぎってくれていた板前さんもとてもフレンドリーな方で、お寿司を握る手を止めて
カウンターの中から写真まで撮ってくださったりで、とても楽しく過ごせました。
ごちそうさまでした！

お腹一杯のお腹を抱えてお店を出て、すぐ隣にある「愛養」さんという雰囲気のある喫茶店でコーヒーを飲みました。
ほっと一息。

コーヒーまで飲んで、朝８時。わたしは職場がすぐ近くなので、そのまま出勤。
帰りに市場の門のところにあった落し物の掲示板にみんなで大笑いして解散しました。
築地ならではの落し物（笑）早めに持ち主さんが見つかりますように。

寿司大