悶々ホルモン/佐藤和歌子  ”池上線ガード下物語に行ってきた!”

今回は自分でお料理をしていないので「番外編」です。


友人に「きっと好きそう」とすすめられて読んだ、この「悶々ホルモン」。
いわばホルモンのガイドブックに分類されるのでしょうが
ただのガイドブックに非ず。著者佐藤和歌子さんのホルモンに対する
熱い思いと愛情がひしひしと伝わってきて、ただのガイドとは一線を画しているのです。
ホルモンが好き、いえ、苦手で食べられないひとでなければ
きっと、これを読んだらすぐにでもホルモンを食べたくなるに違いない、恐るべき本なのです。
紹介されているどこもおいしそうなのですが、やっぱり一番気になるのは
連載最初のこのお店、「池上線ガード下物語」。場所はJR大崎駅から徒歩5分くらい。
ちなみに、大崎には池上線も通っていなければ、お店はガード下でもありません。
赤ちょうちんが見えてくると、なんかわくわくしてくるんですよね。しませんか?



思ったよりきれいなお店でちょっと意外。
まずはビール、それから待たずに食べられる生系から、塩ユッケ。
おいしい!おいしいお肉は塩ダレでお肉のうまみが味わえるんだ。



それからレバ刺し。角がピンとして、厚めがうれしい。食感、サク、とろ。


  


それからいきなりメイン。やっぱりおいしく食べられるお腹が空いているときに
一番食べたいおいしいものを食べなくっちゃ、ということで、幻のホルモン&幻のミノ!



うっすらピンクのきれいな白いお肉!
著者の佐藤さんはこれを「ジュエル」と呼んでいました(笑)でも、本当に美しいっ!
なんか、ミノもホルモンも、厚みがある。ミノにいたっては、立方体!?
お店の方のアドバイスに従ってお肉はあまり火が近くないところでじっくり焼きます。



脂が多いので、油断していると燃えちゃうんですよね。
ああ、油断した!炎上中(笑)



わたしは結構こんがり焼くのが好きなんですが、もっと手前でも平気かと。



ふわふわやわらかくて、ジューシー。飲み込むタイミングがわからないようなホルモンではないです。
溢れんばかりに溶け出すあまい脂。しあわせすぎ。
普通のホルモンはタレで出てきましたが、こちらもとてもやわらかくて、でも心地よい弾力。
どれを食べてもおいしかったです。


おっきいカルビも食べました。



が、やっぱりこのお店はとにかくホルモンを食べるのが正解かも。
幻のホルモン以外でヒットだったのが、シビレ!



これがまたとってもやわらかくて、適度な弾力があって、とーってもおいしいんですよ。
今まで食べたシビレの中で一番おいしいかもしれない。


この辺食べていると、マッコリが欲しくなって、止まらなくなってくるんですよね。危険。
もうわたしは「おいしい」しか言えないんですけれど、佐藤さんの「悶々ホルモン」を読めば
写真などなくても、とーーーにかく食べたくなることうけあいです。


ただいま「悶々ホルモン」部位四十八”果てしない肉の光第48 回”(1/31更新)が読めますので
ぜひご一読ください。いつまで読めるのかな。

 
ああ、またあの脂と塩のパラダイスに繰り出したいーっ!


ちなみに悶々ホルモンに出ていた他のお店もいくつか行ってみましたが
恵比寿のフレーゴリはとてもおいしい馬のお肉を食べさせてくれるお店でした。
お肉料理以外もとってもおいしくて、こちらも再訪したいお店です。


悶々ホルモン

悶々ホルモン


池上線ガード下物語

食べログ 池上線ガード下物語


フレーゴリ

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