3月のライオン/羽海野チカ”将科部が放課後の理科室で作るラムネ”
羽海野チカさんの「3月のライオン」は今一番続きが気になるマンガかもしれません。
「3月のライオン」はマンガ大賞2011のノミネートされているので
ぜひ大賞を取ってもらいたい、と心の中でひそかに応援している作品です。
そして、最新刊の5巻では、主人公の零くんが部活動をはじめるというエピソード。
将棋部を作りたい零くんと、部員が足りなくなって廃部寸前の理科クラブが一緒になって
「将科部」なるものを作っちゃうんです。
放課後、将棋の名人戦を観ていて、棋士がおやつにブドウ糖を食べているのを見て作ったラムネ。
ブドウ糖というのはその名の通り、ブドウや柿、いちじくなどの果実に多く含まれていて
脳やからだを動かすエネルギー源で、とくに脳の唯一エネルギー源となるそうです。
ブドウ糖が不足すると、脳の働きや活力が低下するそうなので、
将棋の対戦中などは直接的なエネルギー源になるのですね。
ラムネは手づくりできるのか、と目からウロコ。材料はブドウ糖とでんぷん。
そういうと、なんだか理科っぽいアイテム。ただ、今回は片栗粉ではなくコーンスターチで作りました。
まず、ブドウ糖をくだいてふるいにかけるのですが、
とにかく固いです!めちゃめちゃ時間がかかるんです!!らちがあかないのでミキサーにかけましたが
それでも完全に粉末状にするのは至難のワザです。ここは素直に粉砂糖を使えば、とっても簡単です。
参考までに分量は、ブドウ糖25グラム、コーンスターチ5グラム、クエン酸は小さじにほんのちょっぴり。
クエン酸はドラッグストアで売っています。よく混ぜて、水も小さじ1杯くらいでほんのちょっとです。
もちろん、ためしに味見してみましたが、本当に、超すっぱいです。
一番左側の写真くらいで水分は大丈夫です。かなりバラバラに見えますが、ギュッと固めると不思議とまとまります。
あまり水を入れすぎるとベタベタしてしまって成型がかなり大変になってしまいます。
この水分量が微妙なところで、入れなさすぎるとすぐにほろほろと崩れてしまうので、様子を見ながら加えるのがいいです。
棒状にのばして、輪切りにするとラムネのできあがりです。
かたちはいびつになってしまったけれど、食べたら立派に(笑)、ラムネでした。
これだけの材料でほんとうにラムネができてしまうことに、びっくり。しかもカンタンです。
ラムネ好きのめいっ子と一緒に作ったときは、とってもよろこんで持って帰ってくれました。
そして、作品中でも言っているように、重曹を入れるとしゅわしゅわとしたラムネになります。
重曹を入れるタイミングは、重曹以外の材料を全て混ぜて、水のかたまりがなくなったところで。
水分が残っていると、入れた時にしゅわしゅわしちゃうと思いますので要注意です。
重曹入りは区別するため、ピンク色にしました。食紅など入れるとかわいい色になります。量はほんのちょっぴりで。
わたしもやっぱり、重曹入りのしゅわしゅわラムネが好きでした。
乾燥させているところだけど、ついついつまんでしまって、ちゃんと乾燥するまでになくなってしまいそう。
- 作者: 羽海野チカ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2010/11/26
- メディア: コミック
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