大使閣下の料理人/西村 ミツル, かわすみ ひろし”鶏レバー入りの茶粥市場風”
これもすごく面白いマンガ!「大使閣下の料理人」です。
主人公の大沢公は大使館公邸の料理人で
料理にメッセージをのせて、ベトナム大使とともにテーブルの上の外交に一役かう
ものすごい公邸料理人なんです。フランス料理が専門だけど、ベトナム料理も作っちゃうし
和食も出てきたり、なんでも作っちゃって、それで、どれもすごくおいしそう。
それでこのレバー入りの茶粥は、いつも買い物をしている市場で
あるアクシデントから、道路にこぼれてしまったお米と市場にあるもので
道端で即興で作ったお料理。にしてはおいしそう!
材料は米、鶏レバー、ベトナム茶、塩、パクチー。
お米はやっぱりインディカ米。封を切ったとたんにエスニックな香り!
細長くて、炊いても粘り気が無いのが特徴です。
普段通り、白いごはんで食べようとするとパサパサした感じになってしまうけど
炒めるとパラッと仕上がるし、やっぱりタイカレーの時なんかはインディカ米が気分だと思います。
わたしはあの独特な香りが結構好きです。
そして、ベトナム茶。パッケージがかわいい!今回初めて飲んでみました。
そもそもベトナム茶ってなんだろう?とグーグル先生におうかがいしたところ
代表的なベトナム茶は蓮茶だそうです。蓮の葉のお茶だけど蓮の花のいい香りがついています。
ジャスミン茶より、甘い花の香りで、少し渋みが強い感じがします。
すっきりしておいしいので、夏に冷たくして飲むのもよさそうな爽やかなお茶です。
それにしても、インディカ米に蓮茶、鶏レバーにパクチーっていうクセモノだらけのこの料理。
苦手な人には絶対ダメなお料理でしょう。
でも東南アジア好きにはたまらないお料理でもあります。わたしはもちろん後者です。
さて、お茶でぐつぐつ煮て、お塩で味をつけて、パクチーをどっさりのせればできあがり。
調味料といえば塩だけなのに、蓮のお茶やレバーやパクチーの匂いで
なんとも東南アジアの屋台風!
インディカ米を使っているからお粥もサラサラした感じです。
レバーの臭みが気になるようなら、ヌクマム(ナンプラー)をちょこっと入れてもいいかもしれません。
ベトナムのビールってピンとこないけど、チンタオみたいな薄い感じかな。
そういうビールにもとっても合いそうです。
ベトナムはまだ行ったことのない国だけど、いつか行ってみたい国です。
- 作者: 西村ミツル,かわすみひろし
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/06
- メディア: コミック
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