「本に出てくるおいしそうな食べもの」といえばやっぱり池波正太郎先生。 実はあまり読んだことがないのですが、それでもエッセイにしろ、小説にしろ、なんともおいしそう。 池波先生の作品にまつわる料理本なんていうと、それはもうたくさん出ていますし な…
羽海野チカさんの「3月のライオン」は今一番続きが気になるマンガかもしれません。 「3月のライオン」はマンガ大賞2011のノミネートされているので ぜひ大賞を取ってもらいたい、と心の中でひそかに応援している作品です。そして、最新刊の5巻では、主人公…
ずっと行ってみたいと思っていた、金沢21世紀美術館に行ってきました。兼六園のすぐ近く、金沢の中心にあるガラスに囲まれた丸い建物は 2010年にSANAAとしてプリツカー賞を受賞された妹島和世さんと西沢立衛さんによるもの。 点々と作品が配置さ…
渡辺ペコさんがモーニング・ツーで連載中の「にこたま」。 ペコさんの何気ない日常の中のとりとめない会話や心の揺らぎや 名付けがたい感情を描きだす世界がとても好きです。 「にこたま」は付き合って9年、同棲して5年の恋人同士のあっちゃんと康平くんの …
今回は自分でお料理をしていないので「番外編」です。 友人に「きっと好きそう」とすすめられて読んだ、この「悶々ホルモン」。 いわばホルモンのガイドブックに分類されるのでしょうが ただのガイドブックに非ず。著者佐藤和歌子さんのホルモンに対する 熱…
春樹さん4作目の長編。「世界の終り」と「ハードボイルド・ワンダーランド」での出来事が 交互に語られる、パラレル・ワールド。 そしてこの小説は、わたしが今、図書館司書であることの、ちょっとしたきっかけになった物語でもあります。 「どうして図書館…
見上げた空は高くて だんだん手が冷たいの キミの温度はどれくらい 手をつないで歩くの Perfumeの2nd ALBUM「GAME」に入っている「マカロニ」という曲。 最初は「マカロニ」の前の、「チョコレイト・ディスコ」という曲がとっても好きで そればっかり聴いて…
最近、懐かしいカレーを食べました。 とても小さな窓のそばで 僕らは凍える 笑顔のままで カレーの香りは君と同じで やさしくて小さくて忘れてしまいそう くるりの3rdアルバム「TEAM ROCK」の中の1曲。「カレーの歌」。 打ち込みがどうとか、リリース当時は…
この絵本は、大人になってから出会った本です。2003年に出版されました。 タイトルに惹かれてたまたま図書館で手にとったら、表紙のパンの絵がとってもおいしそう。 作者を見ると知らない名前だったけれど、訳は作家の江國香織さんによるものでした。 江國さ…
以前にジュテームスープを作った「食堂かたつむり」ですが、今回はフルーツサンド。 このお料理のエピソードは少しかなしくなってしまうもので、 結局このフルーツサンドは物語の中で、お客さんに食べてもらうことはなかったのだけど とてもおいしそうだなあ…
小さな谷川の底を写した二枚の青い幻燈です。 五月と十二月という二篇からなるこの不思議な話との出会いは、小学生のころの国語の教科書。 大好きな宮沢賢治の、大好きな作品です。 二疋(ひき)の蟹(かに)の子供らが青じろい水の底で話てゐました。 『ク…
あけましておめでとうございます。 三が日も過ぎて、ようやくおせちも片づいてきたころでしょうか。 我が家は残すところあと昆布巻きと松前漬のみとなりました。 もちろんおいしいんですけれどね、おせち。炭水化物はほぼおもちとなると なんだか胃ももたれ…
年末はおせち料理にすべての気力を注ぎ込む(笑)と言っても過言でないくらいなので それ以外のお料理はなるべくしたくないし、かんたんに済ませたいですよね。 本当に、年越し蕎麦ってそういうラクをためにあるんじゃないかって気がします。 そして、今回は…
今回は大、大、大好きなラピュタからのお料理で、始まってすぐのこのシーン。 パズーが残業前に買う肉だんごのスープ。 「おじさん、肉だんごふたつね!」 というわけで、肉だんごが入っているらしい。カリオストロの城に続き、またまた肉だんご。 宮崎駿さ…
毎年この時期になるといただく、京都はれまのチリメン山椒。 大きな山椒の実がしっかりとぴりりとして本当においしいんですよね。 白いご飯にもぴったりで、これだけでごはんがすすんでしまいます。 おにぎりの具にしてもおいしいし、お茶漬けにしてもおいし…
このマンガを読んだときに、次のクリスマスは絶対にこのメニューにしよう!と決めていました。 このメニューはシロさんとケンジが一緒に住み始めた時に、はじめてシロさんが作ってくれた 思い出のメニューでもあるのです。…ロマンチック…!?(笑) メニュー…
ぐりとぐらのシリーズの中でも、とても好きなこのおはなし。 表紙のぐりとぐらの赤と青のマントとか、ニット帽とか、かわいらしくて大好きです。 雪合戦をしていたぐりとぐら。雪の上に残った足あとをたどると、自分たちの家につきます。 家の中に入ると、大…
早朝の築地場内市場でおいしいお寿司を食べてきました。 お店は寿司大(すしだい)さん。他の方のブログをのぞくと とにかく行列は必至、だけどみなさんとってもおいしい!と評判はすこぶる上々。 2時間待ちなど当たり前という、とにかく人気のお寿司屋さん…
「聖☆おにいさん」3巻より、ジーザスブレンドです。 「聖☆おにいさん」はブッダとイエス(あのブッダとあのイエスです)が 東京都立川市で下界での生活を満喫する日々のお話し。笑いあり、笑いあり、です。 とってもゆるいんですがツボに入るとなかなか(爆…
もうすぐ映画「ノルウェイの森」も公開しますね。このあいだ、本屋さんでトレイラーが流れていました。 映画で使われている、ビートルズの”Norwegian Wood”を聴いただけで、なんだか鳥肌がたってしまった。 雪と、森と、川のシーンが、とても美しかったです…
村上作品の中でも「ダンス・ダンス・ダンス」はおいしいお料理の宝庫だと思うんです。 ”僕”が作るお料理はどれもシンプルでぱぱっとかんたんそうに作るのだけれど 素材にこだわっていたり、なによりお酒がすすみそう。 こんな風に、さっとおいしそうなお料理…
秋もずいぶん深まって、ジビエのおいしい季節がやってきたところで、友人からの魅力的なお誘いを受けて 先日、用賀の鳥獣gigaさんでエゾシカを食べてきました。 こちらのお店は2010年8月にオープンしたばかり。 経堂にあるパクチ―ハウス東京というパクチー料…
「アルプスの少女ハイジ」はヨハンナ・スピリ原作の児童文学『ハイジ』のアニメ化作品。 そしてこの作品には、アニメーターとして宮崎駿氏が参加しています。 わたしがおいしそう!と思うアニメにはことごとく宮崎駿氏が関わっているんですね。 さて、ハイジ…
みをつくし料理帖シリーズ1作目「八朔の雪」から茶碗蒸しです。 主人公・澪がもともといた上方では昆布出汁を使う食文化でした。 江戸は鰹を使うのですが、澪が働いているつる家は、もともと蕎麦屋だったため あらかじめ厚めに削った鰹節を沸騰した湯でぐつ…
またまた「きのう何食べた?」4巻より。今回はリンゴのキャラメル煮です。 キャラメル煮。言葉の響きだけでもう、しあわせな気分。キャラメル味に弱いんです。 シロさんはたくさんのリンゴをいただいて、生のまま食べきれないので加工することにしたんです…
「きのう何食べた?」の4巻は、本当に作ってみたい普段のお料理がたくさん。 今回は手羽先と大根の煮込みの回のメニューを。 寒くなってきた季節にぴったりのあったかい煮込みメインの献立です。 ・手羽先と大根の煮込み ・長ネギのコンソメ煮 ・にら納豆 …
「きのう何食べた?」の新刊が出ました!いつも楽しみなんですよね。これ。 ちょうど今の季節にぴったりのお料理が載っていて、これからマネして作るのが楽しみです。 今回はおうちに友人を招いてのお食事会メニュー。 といっても、作っている本人が 「さー…
こぐま社の、このこぐまちゃんとしろくまちゃんのシリーズは大好きで なかでもなんといっても「しろくまちゃんのほっとけーき」は大・大・大好きでした。 だって、すっごくおいしそう! なかでもやっぱりこのページは何度も何度もわくわくしながら眺めたもの…
村上作品の中でも「ダンス・ダンス・ダンス」はおいしいお料理の宝庫だと思うんです。 ”僕”が作るお料理はどれもシンプルでぱぱっとかんたんそうに作るのだけれど 素材にこだわっていたり、なによりお酒がすすみそう。 こんな風に、さっとおいしそうなお料理…
「おせん」14巻から、お家で作る、揚げたてカレーパン! これは最初に読んでからずっとおいしそうだなあ、と思っていたもので しかも「おせん」には珍しく、レシピも作り方もしっかり載っています。 ここでまず、仕込んでおかないといけないのが「前の晩の…